牛肺虫症

牛肺虫症の概要

牛肺虫（Dictyocaulus viviparus）が、気管に規制して呼吸器系の異常（ラッセル音、喘鳴、腹式呼吸）を呈する。

全国的に発生。糞便由来の感染子虫を経口摂取で感染する。

放牧中や下牧後の育成牛に多い。まれに畜舎内感染も起こる。

発咳などの呼吸器症状

症状の程度が感染した子虫数に左右されるが、初感染の若齢牛や細菌の二次感染が原因で重い。

好酸球数の増加やγ－グロブリンの増量が認められる。

特徴的な発咳、感染から数週間後の糞便中の子虫の検出を行う。

イベルメクチン皮下注による駆虫、レバミゾールの経口投与などが行われている。

放牧前及び放牧後の定期的な糞便検査と駆虫は現実的。

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株式会社ＡＨＣ　付属家畜病院

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