製造基準や食品別に定められる細菌検査規格について、数多くのご相談を頂きます。AHCではご相談内容ごとに適切な細菌検査項目を選定し、お客様の高い衛生意識・ニーズからくる自主検査を精一杯お手伝い致します。
※検査料金が20,000円/回以上となるご依頼は、10%の特別割引があります。
ご要望に応じて無料で大腸菌数を追加することができます。
①品質検査基礎セット(一般生菌数と大腸菌群数) |
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検査内容 一般生菌数、大腸菌群数 検査日数 2~3日 検査料金 2980円 検査用途の参考例:食品全般 |
②品質検査基礎セット+黄色ブドウ球菌 |
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検査内容 一般生菌数、大腸菌群数、黄色ブドウ球菌 検査日数 2~3日 検査料金 4800円 検査用途の参考例:惣菜・洋菓子・調理パン |
③品質検査基礎セット+腸炎ビブリオ |
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検査内容 一般生菌数、大腸菌群数、腸炎ビブリオ 検査日数 2~3日 検査料金 4800円 検査用途の参考例:海産食品 |
④品質検査基礎セット+サルモネラ |
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検査内容 一般生菌数、大腸菌群数、サルモネラ 検査日数 3~5日 検査料金 4800円 検査用途の参考例:畜産食品 |
⑤品質検査基礎セット+黄色ブドウ球菌+腸炎ビブリオ |
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検査内容 一般生菌数、大腸菌群数、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ 検査日数 3~5日 検査料金 5800円 検査用途の参考例:水産加工食品 |
⑥品質検査基礎セット+黄色ブドウ球菌+大腸菌E.coil |
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検査内容 一般生菌数、大腸菌群数、黄色ブドウ球菌、大腸菌E.coil 検査日数 3~5日 検査料金 5800円 検査用途の参考例:加工野菜・豆腐類 |
⑦品質検査基礎セット+黄色ブドウ球菌+カビ・酵母菌 |
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検査内容 一般生菌数、大腸菌群数、黄色ブドウ球菌、カビ・酵母菌 検査日数 3~5日 検査料金 5800円 検査用途の参考例:和菓子 |
⑧品質検査基礎セット+黄色ブドウ球菌+サルモネラ |
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検査内容 一般生菌数、大腸菌群数、黄色ブドウ球菌、サルモネラ 検査日数 3~5日 検査料金 6800円 検査用途の参考例:卵・卵加工食品 |
⑨品質検査基礎セット+サルモネラ+大腸菌E.coil |
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検査内容 一般生菌数、大腸菌群数、サルモネラ、大腸菌E.coil 検査日数 3~5日 検査料金 6800円 検査用途の参考例:食肉製品 |
⑩品質検査基礎セット+黄色ブドウ球菌+サルモネラ+大腸菌E.coil |
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検査内容 一般生菌数、大腸菌群数、黄色ブドウ球菌、サルモネラ、大腸菌E.coil 検査日数 3~5日 検査料金 7800円 検査用途の参考例:食品全般 |
⑪品質検査基礎セット+黄色ブドウ球菌+サルモネラ+大腸菌O-157 |
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検査内容 一般生菌数、大腸菌群数、黄色ブドウ球菌、サルモネラ+大腸菌O-157 検査日数 3~5日 検査料金 7800円 検査用途の参考例:食品全般 |
⑫品質検査基礎セット+大腸菌E.coil+黄色ブドウ球菌 +サルモネラ+大腸菌O-157 |
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検査内容 一般生菌数、大腸菌群数、大腸菌E.coil、黄色ブドウ球菌 、サルモネラ、大腸菌O-157 検査日数 3~5日 検査料金 9800円 検査用途の参考例:食品全般 |
無菌試験 |
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検査内容 食品別の規格基準(容器包装詰加圧加熱殺菌食品)に対応 検査日数 16営業日 《容器包装詰加圧加熱殺菌食品》とは、食品(清涼飲料水、食肉製品、鯨肉製品及び魚肉ねり製品を除く。)を気密性のある容器包装に入れ、密封した後、加圧加熱殺菌したものをいいます。いわゆるレトルトパウチ食品もこの項に含まれます。 容器包装詰加圧加熱殺菌食品の規格基準は、「発育し得る微生物が陰性であること」となります。 |
※詳細は下記内容をご確認ください。
【細菌検査単項目】
13.一般生菌数
14.好気性芽胞菌数
15.大腸菌群
16.E.coli(大腸菌)
17.腸管出血性大腸菌O-157
18.サルモネラ
19.黄色ブドウ球菌
20.カビ・酵母
21.セレウス
22.乳酸菌数
23.カンピロバクター
24.クロストリジウム属菌
25.ウェルシュ菌
26.腸炎ビブリオ
27.嫌気性菌総数
28.リステリア
※食品の種類や包装形態によって、セットプランと最適な検査内容が異なる場合もあります。
上記に当てはまらない食材・プランの組み合わせは、ご相談下さい。
※検査日数は、土日祝日を除く、営業日換算となっております。
※サンプルの到着情況や偽陽性サンプルの確認等により、長引く場合があります。
※検査料金が20,000円/回以上となるご依頼は、10%の特別割引があります。
食品衛生検査指針に準拠します。
よくある質問
Q レトルト食品の規格基準に従った微生物検査は可能ですか?
A 実施可能です。レトルト食品には成分規格が定められており、公定法の「無菌試験」で陰性である必要があります。
レトルト食品の安全性を支える規格基準と検査
手軽に食べられるだけでなく、長期保存が可能で、現代の食生活に欠かせない存在です。しかし、安全性を確保するためには、規格基準にもとづく検査が必要となります。
規格基準
レトルト食品の規格基準は、食品衛生法に基づき定められています。主な内容は次のとおりです。
- 成分基準: レトルト食品中に生きている微生物が存在しないこと。
- 製造基準:
- 原料は鮮度や品質が良好なものを使用する。
- 製造工程は衛生的に管理する。
- 加圧加熱殺菌処理は、十分な効力のある方法で行う。
- 殺菌後の冷却は、適切な方法で行う。
- 製造器具は洗浄・殺菌する。
これらの基準は、レトルト食品の安全性を確保するために設けられています。
検査
レトルト食品の安全性を確認するためには、以下の検査が行われます。
- 原料検査: 原料の鮮度や品質、汚染の有無などを検査します。
- 製造工程検査: 製造工程の衛生管理状況、殺菌処理の条件などを検査します。
- 製品検査: 製品中の微生物量、成分、pH、水活性などを検査します。
無菌試験
無菌試験はAHCで受託しております。
https://ahc-bact.co.jp/inspection/food/bacteria/レトルト食品の規格試験として、無菌試験が必要となります。無菌試験とは、食品に生きた微生物が存在しないことを確認する試験です。レトルト食品は、加圧加熱殺菌によって生きた微生物を殺滅していますが、それでもごく少数の微生物が残存する可能性があります。そのため、無菌試験によって、レトルト食品に生きた微生物が存在しないことを確認する必要があります。
無菌試験は、恒温試験と培養試験の2種類で行われます。
- 恒温試験:14日の観察期間が必要です。恒温試験で容器包装の膨張又は漏えいが認められなかったものを培養試験します。
- 培養試験: 食品を培地に接種し、生きた微生物の増殖を調べる。このとき微生物は陰性である必要があります。
まとめ
レトルト食品は、規格基準と検査によって安全性が確保されています。これらの基準と検査は、レトルト食品を安心して食べるために必要不可欠なものです。レトルト食品を購入する際には、製造業者が定めた規格基準と検査に合格していることを確認することが重要です。また、賞味期限を守って保存し、調理方法を守って食べるようにしましょう。