📋 こんなご相談をよくいただきます
- 循環式浴槽や温泉のレジオネラ検査が必要だが、頻度や項目が分からない。
- 冷却塔(クーリングタワー)の衛生管理で、検査先を探している。
- 福祉施設の給湯や浴槽の、レジオネラ対策を確認したい。
レジオネラ属菌検査は、水を扱う設備の衛生管理に欠かせない水質検査です。レジオネラ属菌は、循環水や温水で増えやすい細菌です。本記事では、検査が必要な施設、方法と基準、対策をまとめます。まずは概要からです。菌の基礎はレジオネラ菌の基礎もご覧ください。
レジオネラ属菌とは(リスクの概要)
レジオネラ属菌は、土壌や水に広く存在する細菌です。問題になるのは、人工的な水環境で増えたときです。細かい水しぶき(エアロゾル)を吸い込むと、肺炎などを起こすことがあります。特に高齢者や免疫の弱い方は注意が必要です。感染の詳しい解説はレジオネラ菌の基礎をご覧ください。
検査が必要な施設・設備
レジオネラ属菌の検査は、水を循環・貯留する設備で求められます。代表的な対象を下表にまとめました。
| 設備 | 例 | 背景 |
| 循環式浴槽 | 公衆浴場・旅館・日帰り温泉 | 条例で定期検査が求められる |
| 冷却塔 | ビル空調のクーリングタワー | エアロゾルの飛散源になりやすい |
| 給湯・貯湯設備 | 福祉施設・宿泊施設 | ぬるい湯で増えやすい |
| 修景用水・加湿器 | 噴水・気化式加湿器 | 飛沫が発生する |
レジオネラ属菌検査の方法と基準
検査では、水中のレジオネラ属菌の数を調べます。主な方法は培養法です。専用の寒天培地で菌を育て、数を数えます。近年は、より速いPCR法も使われます。基準の目安を下表にまとめました。
| 項目 | 目安 |
| 公衆浴場(循環式) | 検出されないこと(10 CFU/100mL未満が目安) |
| 検査の頻度 | おおむね年1回以上(自治体の条例による) |
| 採水する場所 | 浴槽水・ろ過器・貯湯槽など |
なお、具体的な基準や頻度は、施設の種類と自治体の条例で異なります。
レジオネラを増やさない対策
検査とあわせて、日常の管理が重要です。主なポイントを挙げます。
- 換水と清掃: 定期的な換水と、ぬめり(バイオフィルム)の除去。
- 消毒: 塩素などによる、適切な消毒の維持。
- 温度管理: 給湯は高めに保ち、水の停滞を避ける。
- 配管の管理: 水が滞る「死水域」をつくらない。
つまり、検査と管理はセットです。どちらか一方では、リスクを十分に下げられません。
レジオネラ属菌検査でAHCにできること
レジオネラ属菌検査に対応します。採水容器の手配から、結果のご説明まで支援します。なお、AHCはISO/IEC 17025認定ラボ(PJLA L26-134)です。ただし、認定は食品の微生物試験3項目で取得しています。レジオネラ属菌検査は認定範囲外として実施します。対応範囲を下表にまとめました。
| 項目 | 対応 | 備考 |
| レジオネラ属菌検査(培養法) | ✅ 対応 | 認定範囲外として実施 |
| 浴槽水・冷却塔水などの検査 | ✅ 対応 | 施設に応じて対応 |
| 採水方法のご案内 | ✅ 対応 | 容器の手配から相談可 |
| 公的提出用の証明 | ⚠️ 要相談 | 提出先の要件に応じて対応 |
👥 こんな方からのご相談を承ります
- 公衆浴場や旅館で、循環式浴槽の定期検査が必要な方。
- ビル管理で、冷却塔の衛生管理を見直したい方。
- 福祉・宿泊施設で、給湯や浴槽のレジオネラ対策を確認したい方。
5ステップで進む検査の流れ
なお、費用は検体数や項目によって変わります。そのため、個別にお見積りいたします。
🏢 株式会社AHCについて
1977年創業の食品微生物検査ラボです。ISO/IEC 17025認定(PJLA L26-134、食品微生物の3項目)のもと、全国の事業者様を支援しています。関連:レジオネラ菌の基礎 / 水質検査 / 環境試験
まとめ
レジオネラ属菌検査は、施設の安全を守る基本です。循環式浴槽や冷却塔では、定期的な検査と日常の管理を行いましょう。基準や頻度は、施設と自治体の条例に応じて確認します。ご相談はお問い合わせ、またはお電話(027-253-1515)で承ります。
外部参考資料
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