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栄養成分表示とは|義務項目・分析方法・最新改正を解説

栄養成分表示とは、食品表示法に基づき加工食品のパッケージに記載が義務づけられている栄養情報です。熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の5項目が対象となります。2020年4月から完全義務化され、現在はほぼすべての容器包装入り加工食品に表示が必要です。

さらに2025年3月には食品表示基準の大幅な改正が公布されました。栄養素等表示基準値の更新や添加物表示の見直しなど、食品事業者にとって対応が急がれる内容です。この記事では栄養成分表示の基本から分析方法、最新改正、海外輸出対応までを解説します。

義務となる5項目と表示ルール

栄養成分表示で記載が義務づけられているのは5項目です。熱量(エネルギー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の順に表示します。値が0であっても省略はできません。

表示単位は100g、100ml、1食分、1包装のいずれかです。1食分で表示する場合はその量を併記します。

ただし表示面積が30cm²以下の小さな包装は省略が認められます。また消費税免税事業者や小規模企業者も対象外です。

さらに強調表示にも注意が必要です。「高カルシウム」「低カロリー」などの表現には、消費者庁の定める基準を満たすことが求められます。

分析方法と検査の流れ

栄養成分の値は公定法に基づく分析で求めます。主な方法を項目別に紹介します。

たんぱく質は窒素定量換算法(ケルダール法)で測定します。試料中の窒素量を定量し換算係数を掛けて算出します。粗タンパク質の定量法については別記事で詳しく解説しています。

脂質はソックスレー抽出法やレーゼ・ゴットリーブ法で定量します。水分は常圧加熱乾燥法が一般的です。灰分は直接灰化法で求めます。

炭水化物は差引き計算です。「100−(水分+たんぱく質+脂質+灰分)」で算出します。

食塩相当量はナトリウム量から換算します。計算式は「ナトリウム(mg)×2.54÷1000」です。

AHCでは栄養成分7項目セットを16,500円(税込)で提供しています。納期は14営業日です。急ぎの場合は6項目セット(灰分なし)が4営業日で対応可能です。

2025年改正で変わったポイント

2025年3月28日に食品表示基準の大幅な改正が公布されました。大きく3つの柱があります。

まず栄養素等表示基準値の更新です。「日本人の食事摂取基準(2025年版)」に基づき数値が改められました。経過措置は2030年3月31日までです。

次に添加物表示の見直しです。これまで栄養強化目的の添加物は表示が免除されていました。しかし今回の改正で免除規定が削除されました。つまりビタミンやミネラルの添加物も原則表示が必要になります。

さらに個別品目の表示ルールも整理されました。調理冷凍食品は2026年4月1日施行です。食物繊維の許容差の範囲も改正されています。

これらへの対応には既存ラベルの見直しが必要です。特に強調表示をしている商品は新基準値との適合を確認してください。

海外輸出時の栄養表示対応

食品の海外輸出では輸出先ごとに異なる表示基準への対応が必要です。国ごとに必須項目や形式が異なります。

米国ではFDAの「Nutrition Facts」形式が必須です。EUではkJ(キロジュール)表記が求められます。香港・台湾・韓国でもそれぞれ独自の基準があります。

AHCでは海外輸出用の一括分析セットを提供しています。対応国は香港、台湾、韓国、米国、EU、カナダです。英文報告書を無料添付いたします。

また食品アレルギー検査も輸出時に重要です。各国のアレルゲン表示義務に対応した分析が可能です。

正確な表示のために検査機関を活用する

栄養成分表示の値は合理的な方法で設定する必要があります。成分表からの推計も認められていますが、正確性を求めるなら分析値が推奨されます。

特に以下のケースでは分析をお勧めします。新商品の発売時。強調表示を行う場合。取引先から分析証明書を求められた場合。海外輸出時。

AHCはISO/IEC 17025認定の試験所として公定法に準拠した分析を実施しています。表示値の設定についてもアドバイスいたします。お気軽にご相談ください。

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