📋 こんなご相談をよくいただきます
- お客様に出すおしぼりが、衛生的か確かめたい。
- おしぼりの業者を替えたので、品質を比べたい。
- 自社で洗うおしぼりに、国の基準があるのか知りたい。
おしぼりの細菌には、国の衛生基準があります。
おしぼりは、お客様が食事の前に手や口元をふくものです。
そのため、清潔さが目に見えにくいぶん、基準を知っておくと安心です。
おしぼりの衛生基準
まず、貸しおしぼりには厚生労働省の指導基準があります。
微生物については、次の3点が目安として示されています。
| 項目 | 基準 |
| 大腸菌群 | 検出されないこと |
| 黄色ブドウ球菌 | 検出されないこと |
| 一般細菌 | 1枚あたり10万個を超えないことが望ましい |
つまり、大腸菌群と黄色ブドウ球菌は、出てはいけない菌です。
一方、一般細菌は「ゼロ」ではなく、量の上限で見ます。
なお、業者によっては、これより厳しい自主基準を設けています。
基準に出てくる菌の意味
次に、3つの項目が何を表すかを見ていきます。
なぜなら、項目ごとに汚れの出どころが違うからです。
| 項目 | 表すこと |
| 大腸菌群 | 洗浄や消毒が足りているかの目安 |
| 黄色ブドウ球菌 | 人の手や皮膚からの汚れ |
| 一般細菌 | 全体としての清潔さ |
たとえば、黄色ブドウ球菌が出れば、手で触れる工程を疑います。
また、大腸菌群が出れば、洗いや乾燥の工程を見直します。
このように、項目の組み合わせで原因の見当がつきます。
店で気をつけたいこと
おしぼりは、湿った布です。
そのため、温度と時間の条件しだいで菌が増えることがあります。
したがって、使うまでの置き方にも目を向けてください。
- 開封したおしぼりを長く置きっぱなしにしない
- 取り出すときは、清潔な手やトングを使う
- 保温器は、定期的に中を清掃する
おしぼりの細菌検査
おしぼりの検査では、上の3項目を調べます。
さらに、保温器の中や取り出し口は、ふきとり検査で見られます。
つまり、おしぼりと置き場所の両方を見ると、原因を絞れます。
👥 こんな方からのご相談を承ります
- 飲食店・旅館・ホテルで、おしぼりを出している方
- おしぼりの業者を選ぶ・替える予定の方
- おしぼりを自社で洗って提供している方
🏢 株式会社AHCについて
1977年創業の食品微生物検査ラボです。当社はISO/IEC 17025認定ラボ(PJLA L26-134)です。費用は項目数と検体数により変わるため、個別にお見積りします。関連記事:黄色ブドウ球菌 検査 / 大腸菌群 検査 / 拭き取り検査とは
まとめ
おしぼりには、大腸菌群・黄色ブドウ球菌・一般細菌の基準があります。
そして、3つの結果を並べると、汚れの出どころが見えてきます。
まずは、今使っているおしぼりの状態を確かめてみてください。
検体の送り方は、お気軽にご相談ください。
お問い合わせフォーム、またはお電話(027-253-1515)で承ります。
外部参考資料
