リステリア・モノサイトゲネス (Listeria monocytogenes)に関するご相談。
リステリア・モノサイトゲネスに関する試験について、以下のようなご相談が寄せられています。
非加熱食品(RTE)におけるリステリア対策
非加熱食品において、リステリア・モノサイトゲネスの対策は非常に重要です。
この菌は低温でも増殖できる特徴があります。
冷蔵保存される非加熱食品において特にリスクが高いです。
対策としては、以下のものが挙がります。
- 厳密な衛生管理
- 原材料の選定
- 加工過程での汚染防止
- 最終製品の定期的な微生物検査
リステリアの分布
本菌は自然界に広く分布しており、土壌、植物、水、牧草、汚水、と畜場などさまざまな環境から分離されます。健康保菌者や動物からも分離が確認されており、特に感染した家畜の糞便や乳からの分離が多く見られます。これらの排泄物が土壌や野菜を汚染することがあります。また、運動能、低温増殖能、食塩耐性能などの性質を持ち、自然界での広範な分布を可能にしています。
リステリア・モノサイトゲネスとその他のリステリア属菌の鑑別
リステリア・モノサイトゲネスは、特に病原性が高い菌です。その他のリステリア属菌(例えば、イワノビ、セリオラ)との鑑別は可能であり、微生物検査を通じて特定の試薬や培養条件を用いることで行われます。リステリア・モノサイトゲネスを特定するためには、定量試験法と定性試験法が利用されます。
検査方法
検査には、定量試験法と定性試験法があります。リステリア・モノサイトゲネスを疑うコロニーが検出された場合、確認試験を行います。標準的な検査では、定量試験法で約4日間、定性試験法で約7日間かります。
お得な食品検査セットプラン
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ご相談方法
ご相談はお電話(027-253-1515 平日8:30から17:30まで)やメール(24時間)で受け付けています。
実施がお決まりの場合には、検査の流れや検査依頼書のダウンロードをご確認ください。
微生物検査単項目
一般生菌数 | 大腸菌群 | E.coli(大腸菌) | 腸管出血性大腸菌O-157 |
サルモネラ | 黄色ブドウ球菌 | カビ・酵母 | セレウス |
カンピロバクター | クロストリジウム属菌数 | ウェルシュ菌 | 腸炎ビブリオ |
乳酸菌数 | リステリア | 好気性芽胞数 | 総嫌気性菌 |
参考情報
- アメリカ食品医薬品局 (FDA): Food Safety and Listeria
- 欧州食品安全機関 (EFSA): Listeria in Food