📋 こんなご相談をよくいただきます
- 新商品の賞味期限を、どう決めればよいか分からない。
- 期限設定に必要な試験を知りたい。
- 安全係数の考え方を整理したい。
- 期限の根拠となるデータを用意したい。
賞味期限の設定方法は、新商品を出すときに必ず向き合う課題です。まず、賞味期限は事業者が自らの責任で設定します。さらに、その根拠には科学的な試験データが求められます。本記事では、設定の考え方と必要な試験、そして安全係数までを整理しました。AHCは創業1977年の食品微生物検査ラボとして、期限設定の根拠となる試験を支援しています。
賞味期限は誰が決めるのか
まず、賞味期限や消費期限は、製造者などの食品関連事業者が設定します。なぜなら、商品の特性を最もよく知るのが事業者だからです。具体的には、原材料・製法・包装・保存方法をふまえて決めます。基本的な考え方を次の表に整理します。
| 項目 | 内容 |
| 設定の責任 | 事業者が自ら設定する |
| 根拠 | 客観的な試験データが必要 |
| 対象 | 商品ごとに個別に判断する |
このように、期限設定には事業者の責任が伴います。たとえば、同じ品目でも製法が違えば期限も変わります。一方、根拠なく決めることはできません。だからこそ、試験データが重要になります。なお、期限表示の種類は賞味期限と消費期限の違いで解説しています。
期限設定に必要な3つの試験
特に、期限設定では3種類の試験が柱になります。なぜなら、品質の変化を多面的に確かめる必要があるからです。代表的な試験を次の表にまとめます。
| 試験 | 確かめること |
| 微生物試験 | 菌の増加など衛生面の変化 |
| 理化学試験 | 酸価・水分・pHなどの変化 |
| 官能検査 | 見た目・におい・味の変化 |
このように、3つの試験で品質を総合的に評価します。なかでも、微生物試験は安全性に直結します。たとえば、菌数の増え方は保存中に確認すべき重要な指標です。一方、理化学や官能の変化も見逃せません。なお、AHCはISO/IEC 17025(微生物試験・PJLA L26-134)を取得した試験所です。そのため、衛生面の根拠データを確かな形で提供できます。試験の詳細は保存試験・微生物試験で解説しています。
安全係数の考え方
次に、期限設定では安全係数という考え方を用います。なぜなら、実際の品質保持期間より余裕を持たせるためです。具体的には、試験で得た期間に1未満の係数を掛けます。考え方を次の表に示します。
| 要素 | 内容 |
| 品質保持期間 | 試験で確認できた日数 |
| 安全係数 | 1未満の係数(例:0.7〜0.8) |
| 設定する期限 | 日数に係数を掛けた値 |
このように、安全係数で余裕を持たせます。たとえば、品質保持が30日なら、係数0.8で24日が目安になります。つまり、消費者が安心して使える期間を設定します。なお、係数の値は商品の特性をふまえて判断します。そのため、根拠データと合わせて検討することが大切です。
賞味期限設定の手順と検査
最後に、賞味期限設定の進め方を整理します。まず、商品の特性を整理します。次に、試験計画を立てて実施します。流れを次の表に示します。
| 手順 | 内容 |
| ① 商品特性の整理 | 原材料・製法・包装を確認 |
| ② 試験計画の設計 | 保存条件と測定項目を決定 |
| ③ 保存試験の実施 | 経時的に品質変化を測定 |
| ④ 期限の決定 | データと安全係数で設定 |
このように、計画的に進めることが安全な期限設定につながります。AHCでは、期限設定の根拠となる微生物試験や保存試験を担います。なお、期限を決めるのは事業者ですが、その判断材料となるデータを提供します。ISO/IEC 17025の認定範囲は微生物試験です。そのため、衛生面の根拠を確かな形でお出しできます。依頼の流れは賞味期限設定の依頼ガイドをご覧ください。
👥 こんな方からのご相談を承ります
- 新商品を開発する食品メーカー(期限設定の根拠づくり)
- 小規模事業者・新規参入者(初めての期限設定)
- OEM受託製造者(取引先への根拠データ提供)
- 惣菜・弁当事業者(消費期限の設定)
- ネット販売事業者(加工食品の期限設定)
5ステップで進む検査の流れ
🏢 株式会社AHCについて
1977年創業の食品微生物検査ラボとして、賞味期限設定の根拠となる試験を全国対応で承ります。ISO/IEC 17025(微生物試験・PJLA L26-134)を取得した試験所です。保存試験や微生物試験を通じて、期限設定の判断材料を提供します。
関連記事:賞味期限と消費期限の違い / 保存試験・微生物試験 / 食品表示ガイド
まとめ
賞味期限の設定方法は、試験データと安全係数が要です。まず、期限は事業者が責任を持って設定します。次に、微生物・理化学・官能の3試験で品質を確かめます。さらに、安全係数で余裕を持たせます。これにより、消費者が安心できる期限を設定できます。
このように、確かな根拠が安全な期限設定を支えます。まず商品の特性を整理してください。次に試験計画を立てます。そして保存試験で品質変化を確認します。これにより、根拠を持った期限表示が可能になります。
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外部参考資料
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