📋 こんなご相談をよくいただきます
- 店の製氷機の氷に、菌がどれくらいいるのか知りたい。
- 製氷機を清掃したあと、効果を数字で確かめたい。
- 井戸水で氷を作っているが、このままで大丈夫か不安だ。
製氷機の氷の細菌は、見た目では分かりません。
透明できれいな氷でも、菌がいないとは限らないからです。
そこで本記事では、氷の法律上の基準と、店の氷の確かめ方を整理します。
氷にも法律上の基準がある
まず、販売される氷は「氷雪」という食品です。
そのため、食品衛生法の規格基準で成分規格が決まっています。
つまり、氷も食べ物と同じく基準の対象になります。
| 区分 | 内容 |
| 成分規格 | 大腸菌群が陰性で、融解水1mL中の細菌数が100以下 |
| 製造基準 | 原水は飲用適の水であること |
この規格は、食品として流通する氷に定められたものです。
一方、店の製氷機の氷にも、確かめる物差しは要ります。
そこで、自店の氷もこの値と比べると、状態を判断しやすくなります。
店の氷で菌が増えやすい場面
次に、店の氷で菌が入りやすい場面を見ていきます。
なぜなら、氷そのものより扱い方で汚れることが多いからです。
| 場面 | 起きやすいこと |
| 氷をすくう道具 | スコップを貯氷庫の中に置いたままにする |
| 手やグラス | グラスで直接すくう、手で氷に触れる |
| 貯氷庫の中 | 扉の内側や壁に汚れが残る |
| 原水 | 井戸水などを使い、水質を確かめていない |
このように、原因の多くは日々の扱いにあります。
ただし、清掃の手順や頻度は機種ごとに違います。
したがって、清掃方法は製氷機の取扱説明書に従ってください。
氷の検査で分かること
氷の検査では、溶かした水を試料にします。
たとえば、細菌数と大腸菌群を調べれば、規格と比べられます。
さらに、清掃の前後で測れば、清掃の効果も数字で見えます。
また、貯氷庫の壁やスコップは、ふきとり検査で調べられます。
つまり、氷と道具の両方を見ると、汚れの出どころを絞れます。
なお、原水が井戸水の場合は、水そのものの水質検査も要ります。
| 調べるもの | 検査 | 分かること |
| 氷 | 細菌数・大腸菌群 | 規格の値と比べた状態 |
| 貯氷庫・スコップ | ふきとり検査 | 道具や庫内の汚れ |
| 原水(井戸水など) | 水質検査 | 飲用に適するか |
👥 こんな方からのご相談を承ります
- 飲食店・ホテル・給食施設の衛生担当の方
- 製氷機の清掃を外部に任せていて、結果を確かめたい方
- 井戸水で氷や飲み物を作っている施設の方
🏢 株式会社AHCについて
1977年創業の食品微生物検査ラボです。当社はISO/IEC 17025認定ラボ(PJLA L26-134)です。費用は項目数と検体数により変わるため、個別にお見積りします。関連記事:拭き取り検査とは / 大腸菌群 検査 / 飲用井戸 13項目
まとめ
氷にも、大腸菌群と細菌数の基準があります。
また、店の氷は扱い方で汚れることが多いものです。
そのため、氷と道具をあわせて調べると原因を絞れます。
検体の採り方や送り方は、お気軽にご相談ください。
お問い合わせフォーム、またはお電話(027-253-1515)で承ります。
外部参考資料
