📋 こんなご相談をよくいただきます
- 新商品に、どのアレルゲンを表示すべきか分からない。
- 「特定原材料」と「準ずるもの」の違いが整理できていない。
- 表示の根拠として、原材料のアレルゲン検査を検討している。
アレルゲン表示とは、食物アレルギーの発症を防ぐための食品表示として食品表示法で定められています。対象や表示方法として全体像を整理します。あわせて食品表示の作り方もご覧ください。
アレルゲン表示の対象(特定原材料8品目と準ずるもの)
アレルゲン表示の対象は、大きく二つに分かれます。一つは表示が義務の「特定原材料」です。もう一つは表示が推奨される「特定原材料に準ずるもの」です。両者の違いを下表にまとめました。
| 区分 | 位置づけ | 品目 |
| 特定原材料 | 表示が義務 | えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生(8品目) |
| 準ずるもの | 表示が推奨 | アーモンド・ごま・大豆など(随時見直し) |
なお、くるみは2023年に追加されました。そして2025年4月から完全に義務化されています。準ずるものの品目は、見直されることがあります。最新の一覧は消費者庁でご確認ください。
表示の方法と注意点
表示方法には、原則があります。まず、原材料ごとに書く「個別表示」が基本です。一方、例外的に「一括表示」も認められます。ただし、分かりやすさの点で個別表示が推奨されます。代表的な注意点を挙げます。
- 代替表記: 「玉子」「タマゴ」など、認められた言い換えがあります。
- 拡大表記: 「マヨネーズ(卵を含む)」のように関連を示します。
- コンタミネーション: 意図しない混入の注意喚起は、任意表示です。
つまり、表示は単純な列挙ではありません。製品ごとに、正確な確認が欠かせません。
アレルゲン検査で表示の根拠を確かめる
表示の正確さは、検査でも裏づけられます。まず、ELISA法で定量的にスクリーニングします。次に、必要に応じてPCR法やウエスタンブロット法で確認します。これにより、原材料や製品中のアレルゲンを確かめられます。主な検査法を下表にまとめました。
| 検査法 | 主な用途 | 特徴 |
| ELISA法 | 定量スクリーニング | 特定タンパク質を検出 |
| PCR法 | 確認・由来特定 | 原材料のDNAを検出 |
| ウエスタンブロット法 | 確認 | タンパク質を特異的に確認 |
特にコンタミネーションの管理では、製造ライン由来の確認が役立ちます。詳しくは食品アレルギー検査のページもご覧ください。
アレルゲン検査でAHCにできること
AHCは、食品のアレルゲン検査に対応します。原材料・製品・製造環境の確認をご相談いただけます。なお、ISO/IEC 17025認定スコープは微生物試験です。そのため、アレルゲン検査は認定範囲外として実施します。対応範囲を下表にまとめました。
| 項目 | 対応 | 備考 |
| アレルゲン検査(ELISA等) | ✅ 対応 | 認定範囲外として実施 |
| 検査品目のご相談 | ✅ 対応 | 表示根拠の設計から相談可 |
| 微生物試験 | ✅ 対応(認定項目) | ISO/IEC 17025認定の対象 |
👥 こんな方からのご相談を承ります
- 新商品のアレルゲン表示を、根拠を持って整えたい食品メーカーの方。
- 委託先や量販店から、アレルゲンの確認を求められている方。
- 製造ラインのコンタミ対策を見直したい品質管理ご担当者の方。
5ステップで進む検査の流れ
なお、費用は検査項目によって変わります。そのため、個別にお見積りいたします。
🏢 株式会社AHCについて
1977年創業の食品微生物検査ラボです。ISO/IEC 17025認定(PJLA L26-134、微生物試験3項目)のもと、全国の食品事業者様を支援しています。関連記事:食品表示の作り方 / 栄養成分表示の基礎 / 賞味期限と消費期限の違い
まとめ
アレルゲン表示は、消費者の安全に直結する表示であり、義務の特定原材料8品目を、もれなく表示しましょう。そして、必要に応じて検査で裏づけると安心です。表示全体の進め方は食品表示の作り方でも確認できます。ご相談はお問い合わせ、またはお電話(027-253-1515)で承ります。
外部参考資料
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