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緑茶 カテキン|飲料品質と含有量管理

緑茶 カテキンは、茶飲料・茶系サプリ製品の品質管理で最も注目される機能性成分です。原料茶葉の品種、収穫時期、抽出条件によって含有量が大きく変動するため、ロット間の品質安定が継続的な課題となります。本記事では、緑茶 カテキンの含有量変動要因と、飲料品質管理の実務を整理します。

本記事はカテキン分析の関連記事です。基礎情報から確認したい方は、先に姉妹記事をお読みください。

緑茶のカテキン含有量と変動要因

緑茶葉に含まれるカテキンの総量は、乾燥重量100g中で10〜20g程度が目安です。主成分はEGCG(エピガロカテキンガレート)で、総カテキンの50〜60%を占めます。次いでEGC、ECG、ECが続きます。

含有量を変動させる主な要因は4つあります。

要因詳細・特徴
品種「やぶきた」「さえみどり」「ゆたかみどり」など、代表品種ごとにカテキン組成が異なる。
収穫時期一番茶よりも、二番茶・三番茶のほうがカテキン含有量が高くなる傾向にある。
栽培方法被覆栽培(玉露など)では日射制限によりカテキンが減り、アミノ酸が増えることで旨みが強まる。
加工条件蒸し時間、揉み工程、火入れ温度などの違いによって成分組成が変化する。

このように、原料の段階で含有量が大きく変動するため、製品設計と品質管理の両面で定量データの蓄積が必要です。

茶飲料での品質管理ポイント

ペットボトル茶飲料・缶茶・粉末茶飲料などの製品開発では、含有量の安定化が重要です。

たとえば、機能性表示食品として届け出る場合、1本(1包)あたりの規格値を逸脱しないよう管理する必要があります。届出実務はカテキン機能性表示食品の記事で扱っています。

製造工程での留意点もあります。第一に、抽出条件の標準化です。湯温、時間、茶葉量を厳密に管理します。

第二に、酸化抑制です。製造ライン全体で酸化を最小化する設計が求められます。たとえば、窒素充填、抗酸化剤添加、低温保管などです。

さらに、流通中の品質保持も検討事項です。具体的には、温度管理、保管期間の制約、容器の遮光性などが、最終製品中のカテキン保持率に影響します。賞味期限設計の段階で、加速試験での経時変化を把握することも有効です。

茶系サプリ・粉末製品の品質管理

茶エキス末・茶系サプリメントでは、より高い濃度のカテキンを扱います。

たとえば、カテキン含有量30%以上の茶エキス末を原料とする製品では、原料ロットごとの定量がリスク管理の柱です。

具体的な管理項目は、入荷ロットのEGCG含有量、4種カテキンの組成比、不純物(カフェイン、糖類、タンニン酸など)の確認です。サプライヤーから提供されるCertificate of Analysis(CoA)を参考にしつつ、自社でも定期的に確認分析を実施するのが安全な運用です。

なお、茶系サプリではカテキン以外のポリフェノール総量を併記訴求するケースもあります。総量分析についてはポリフェノール 分析もご参照ください。

紅茶・烏龍茶との比較

緑茶とは異なる発酵度合いを持つ紅茶・烏龍茶では、カテキン組成が大きく変わります。具体的には、製茶過程の発酵(酸化)でカテキンがテアフラビン・テアルビジンに変化します。

そのため、紅茶ではEGCGなどのカテキン含有量が緑茶よりも低くなります。

一方、烏龍茶は発酵度合いが中間で、カテキンと発酵生成物の両方を含みます。製品設計時には、機能性訴求の方向性に応じて茶種を選択しましょう。

なお、紅茶や烏龍茶の機能性訴求では、テアフラビン・テアルビジンを関与成分とする届出例もあります。

届出制度の活用例はカテキン機能性表示食品の届出ガイドで扱っています。EGCG単独訴求の詳細はEGCG分析の記事をご参照ください。

AHCの緑茶・茶飲料分析サービス

株式会社AHCは、緑茶・紅茶・烏龍茶・茶飲料・茶系サプリメントなどのカテキン定量分析を実施しています。

HPLCによる4種カテキン個別定量と、総カテキン量算出をご相談下さい。

実際のご依頼パターンは、茶飲料の定期ロット分析、原料茶葉のスクリーニング、新規製品開発時の試作品分析、機能性表示食品の届出向けデータ作成、品質クレーム対応の緊急分析などです。

48年の分析経験を活かし、用途に応じた最適な検査計画をご提案します。

ご依頼は、お電話(027-253-1515)またはお問い合わせフォームで承ります。具体的な料金や納期は、検体性状と分析項目によって変わるため、個別見積りでご案内します。

関連記事

参考:農林水産省 茶の生産・流通

緑茶 カテキンの含有量変動要因と茶飲料・茶系サプリの品質管理を解説。ISO 17025認定ラボがHPLC定量で対応。

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