📋 こんなご相談をよくいただきます
- 原材料名と添加物を、どう分けて書けばよいか分からない。
- 添加物の「用途名」表示が必要かどうか判断できない。
- 配合と表示の整合を、成分分析で確かめたい。
原材料名と添加物の表示は、食品表示の中でも間違えやすい項目です。記載の順序や区分には、明確なルールがあります。食品表示法に基づいて整理しましょう。まずは基本からです。あわせて新商品の食品表示ガイドもご覧ください。
原材料名の書き方と順番
原材料名は、決められた順序で書きます。まず、原材料を重量の多い順に並べます。次に、添加物を同じく重量の多い順で並べます。そして、原材料と添加物は区分して表示します。区分の方法を下表にまとめました。
| 項目 | ルール |
| 並べる順序 | 重量の多い順に記載する |
| 原材料と添加物 | 明確に区分して表示する |
| 区分の方法 | スラッシュ「/」・改行・別欄など |
| 表記の例 | 「小麦粉、砂糖、卵/膨張剤、香料」 |
なお、スラッシュの前が原材料、後ろが添加物です。このように、見ただけで切り分けられる形にします。
添加物表示の基本(物質名と用途名)
添加物は、原則として物質名で表示します。ただし、一部の用途では用途名の併記が必要です。対象は8つの用途です。一方、風味づけなどは一括名で書ける場合があります。
| 区分 | 内容 | 例 |
| 用途名の併記が必要 | 定められた8用途 | 甘味料・着色料・保存料など |
| 一括名で表示できる | 定められた範囲 | 調味料(アミノ酸等)・香料など |
| 物質名のみで表示 | 上記以外 | ビタミンC など |
用途名の併記が必要なのは、次の8つです。甘味料・着色料・保存料・増粘剤(安定剤など)・酸化防止剤・発色剤・漂白剤・防かび剤です。いずれも消費者の関心が高い用途だからです。
キャリーオーバーなど表示が免除される添加物
添加物の中には、表示が免除されるものもあります。代表的なものを挙げます。
- キャリーオーバー: 原材料には使われるが、最終食品では効果を持たない添加物。
- 加工助剤: 製造工程で使い、最終食品にはほとんど残らない添加物。
- 栄養強化目的: ビタミンやミネラルなど(一部の食品を除く)。
つまり、すべての添加物を書くわけではありません。ただし、判断には正確な配合情報が必要です。
表示の裏づけでAHCにできること
表示の正確さは、分析でも確認できます。AHCは、添加物や栄養成分の定量に対応します。たとえば、保存料や着色料の含有を確かめられます。なお、表示の作成そのものは代行していません。また、AHCはISO/IEC 17025認定ラボ(PJLA L26-134)です。ただし、認定は微生物試験の3項目で取得しています。成分分析は認定範囲外として実施します。対応範囲を下表にまとめました。
| 項目 | 対応 | 備考 |
| 添加物の定量分析 | ✅ 対応 | 保存料・着色料など(認定範囲外) |
| 栄養成分分析 | ✅ 対応 | 表示の裏づけに活用(認定範囲外) |
| 微生物試験 | ✅ 対応(認定項目) | ISO/IEC 17025認定の対象 |
| 表示の作成・適否判断 | ⚠️ 不可 | 検査データの提供まで |
詳しくは成分分析のページもご覧ください。
👥 こんな方からのご相談を承ります
- 新商品の原材料名表示を、正しく整えたい食品メーカーの方。
- 添加物の用途名表示で迷っている表示ご担当者の方。
- 配合と表示の整合を、分析で確かめたい方。
5ステップで進む検査の流れ
なお、費用は分析項目によって変わります。そのため、個別にお見積りいたします。
🏢 株式会社AHCについて
1977年創業の食品微生物検査ラボです。ISO/IEC 17025認定(PJLA L26-134、微生物試験3項目)のもと、全国の食品事業者様を支援しています。関連記事:新商品の食品表示ガイド / 栄養成分表示 / アレルゲン表示
まとめ
原材料名と添加物の表示は、順序と区分が要点です。義務のルールを守り、迷う点は基準で確認しましょう。そして、必要に応じて分析で裏づけると確実です。表示全体の流れは新商品の食品表示ガイドで確認できます。ご相談はお問い合わせ、またはお電話(027-253-1515)で承ります。
外部参考資料
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