📋 こんなご相談をよくいただきます
- 栄養成分表示のために、ミネラルの含有量を測りたい。
- 「カルシウム豊富」と表示したいが、根拠となる数値がほしい。
- 原料や製品ごとのばらつきを把握したい。
ミネラル 分析は、食品に含まれる無機成分の量を数値で示す分析です。栄養成分表示の作成や、強調表示の根拠づくりに欠かせません。しかし、対象となる項目は多く、方法も成分によって変わります。この記事では、分析の対象と方法、表示への活かし方を専門機関の視点で整理します。詳しい表示制度は栄養成分表示の解説もあわせてご覧ください。
ミネラル 分析とは?食品に含まれる無機成分
ミネラルとは、体の維持に必要な無機成分の総称です。食品では、比較的多く含まれる多量ミネラルと、ごく少量の微量ミネラルに分けられます。つまり、同じミネラルでも含有量の桁が大きく異なります。
そのため、測る成分に合わせて方法を選ぶ必要があります。なお、無機成分は加熱しても分解しません。しかし、加工や配合によって含有量は変わります。実際に、原料の産地差が数値に表れることもあります。
| 区分 | 主な成分 | 食品での位置づけ |
| 多量ミネラル | ナトリウム・カルシウム・カリウム・マグネシウム・リン | 表示や強調表示の中心 |
| 微量ミネラル | 鉄・亜鉛・銅・マンガンなど | 微量域の定量が必要 |
栄養成分表示で求められる項目
栄養成分表示では、ナトリウムが義務項目にあたります。ただし、実際の表示は食塩相当量に換算して行います。この換算や測定の実務は食塩相当量とナトリウム測定で詳しく解説しています。
一方、カルシウムや鉄などは任意の表示項目です。しかし、強調表示に使う場合は、基準を満たすことを数値で示す必要があります。たとえば「豊富」「含む」といった表現には、それぞれ条件があります。そのため、分析値が根拠として重要になります。
| 項目 | 表示区分 | 想定される使い方 |
| ナトリウム | 義務(食塩相当量で表示) | 減塩訴求の根拠 |
| カルシウム | 任意 | 「豊富」等の強調表示 |
| 鉄 | 任意 | 補給を訴求する製品 |
| カリウム・マグネシウム | 任意 | 健康志向の設計 |
主な分析方法(灰化・原子吸光・ICP)
分析は、前処理から始まります。まず試料を灰化し、有機物を取り除きます。次に酸で溶かし、測定に適した溶液にします。これにより、無機成分だけを取り出せます。
その後、機器で定量します。具体的には、原子吸光法やICP発光分光法が使われます。なお、含有量の桁や必要な精度によって、適した方法は変わります。そのため、目的に合わせた選択が大切です。装置と対応範囲は元素分析(無機分析)サービスもご参照ください。
| 工程・方法 | 内容 |
| 灰化・酸分解 | 有機物を除き、無機成分を溶液化する前処理 |
| 原子吸光法 | 特定の元素を選んで定量する標準的な手法 |
| ICP発光分光法 | 複数の元素をまとめて測れる手法 |
AHCの対応範囲と依頼の流れ
AHCでは、食品のミネラル項目の定量に対応します。あわせて、栄養成分表示や強調表示の根拠づくりのご相談も承ります。個別成分の詳細は、子記事として順次ご案内します。まずは成分分析サービスをご覧ください。
| 分析・対応 | AHCの対応 |
| ミネラル項目の定量分析 | ✅ 実施(ISO/IEC 17025 認定範囲外として実施) |
| 栄養成分表示・強調表示のご相談 | ✅ 対応します |
| 分析費用 | ⚠️ 項目数により異なるため個別見積り |
👥 こんな方からのご相談を承ります
- 新商品の栄養成分表示を作成したい食品メーカーの方
- カルシウムや鉄の強調表示を検討している方
- 原料の産地やロットによる差を把握したい方
- 健康志向の製品設計で、数値の裏づけがほしい方
5ステップで進む分析の流れ
🏢 株式会社AHCについて
1977年創業の食品・環境微生物検査ラボです。ISO/IEC 17025認定ラボ(PJLA L26-134)として、認定は微生物試験の3項目で取得しています。ミネラル分析は認定範囲外として実施します。関連記事: 栄養成分表示の解説 / 成分分析サービス
まとめ
ミネラル 分析は、栄養成分表示と強調表示を支える基本の分析です。特に、成分ごとに含有量の桁が違うため、方法選びが精度を左右します。つまり、目的に合った項目と手法を選ぶことが大切です。分析や表示の根拠づくりでお困りの際は、ミネラル分析のお問い合わせ、またはお電話(027-253-1515)よりお気軽にご相談ください。
外部参考資料
・消費者庁「栄養成分表示に関する情報」
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