「お茶の旨味を数値で示したい」「玉露やかぶせ茶の等級づけの根拠がほしい」「リラックス素材としてテアニン含量を管理したい」。こうした声に、テアニンの定量分析でお応えします。
テアニンは、緑茶の旨味を生み出す代表的なアミノ酸です。渋みのもとであるカテキンとは対照的に、まろやかな味わいをもたらします。近年はリラックスに関わる成分としても注目され、含量を数値で示す需要が高まっています。この記事では、テアニンの分析方法と、品質管理への活かし方を専門機関の視点で整理します。
テアニンとは?緑茶の旨味・リラックス成分
テアニンとは、茶に特有のアミノ酸で、旨味や甘味に寄与します。特に玉露やかぶせ茶など、日光をさえぎって育てたお茶に多く含まれます。なぜなら、日光が当たるとテアニンがカテキンに変化するためです。
つまり、覆い下で育てると旨味が強く、渋みがおさえられます。さらに、テアニンはリラックスに関わる成分としても知られています。そのため、機能性を訴求する素材としても使われています。
| 項目 | 内容 |
| 分類 | 茶に特有のアミノ酸 |
| 味への寄与 | 旨味・甘味 |
| 多く含む茶 | 玉露・かぶせ茶(覆い下栽培) |
| 注目される働き | リラックスに関わる |
品質と機能性における役割
テアニンは、お茶の品質を左右する重要な成分です。まず、旨味の強さは等級の目安になります。実際に、高級な緑茶ほどテアニンが豊富な傾向があります。そのため、含量は品質の裏づけとして役立ちます。
一方で、機能性素材としての側面もあります。たとえば、リラックスや休息の質に関する訴求に用いられます。ただし、こうした訴求には客観的な含量データが欠かせません。つまり、分析が信頼性の土台になります。
分析の方法と品質管理への活用
テアニンの定量には、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)を用います。まず茶葉や製品から成分を抽出し、前処理で夾雑物を取り除きます。次にHPLCで分離し、含量を数値として求めます。アミノ酸なので、UVや蛍光での検出が使えます。
得られた数値は、さまざまな管理に活かせます。たとえば、等級づけや栽培・加工条件の確認、ロット間のばらつきの管理などです。さらに、カテキンとあわせて測れば、旨味と渋みのバランスも把握できます。これにより、味の設計がしやすくなります。
| 目的 | 分析の活かし方 |
| 品質等級づけ | 旨味の強さの裏づけ |
| 栽培・加工の管理 | 被覆や製法による差の確認 |
| 機能性の訴求 | 客観的な含量データの提示 |
AHCの対応範囲と依頼の流れ
AHCでは、テアニンのHPLC定量分析に対応します。あわせて、お茶の成分をトータルに評価したいご要望にもお応えします。具体的には、渋みのカテキン分析や、旨味成分グルタミン酸の分析との組み合わせです。つまり、旨味と渋みの両面から品質を数値化できます。
| 分析・対応 | AHCの対応 |
| テアニンのHPLC定量分析 | ✅ 実施(ISO/IEC 17025 認定範囲外として実施) |
| カテキン・旨味成分とあわせた分析 | ✅ 対応します |
| 品質等級・訴求の根拠づくりのご相談 | ✅ 対応します |
・玉露やかぶせ茶など、旨味を強みにする茶製造の方
・お茶の等級づけに、客観的な指標を取り入れたい方
・リラックス素材としてテアニン含量を管理したい方
・旨味と渋みのバランスを数値で設計したい方
| STEP1 お問い合わせ・お見積り | STEP2 検体(茶葉・製品)の送付 | STEP3 抽出・前処理 | STEP4 HPLCで定量 | STEP5 報告書の発行 |
株式会社AHCは、1977年創業の食品・環境微生物検査機関です。ISO/IEC 17025:2017 認定ラボ(PJLA L26-134、ILAC-MRA署名)として、食品の一般生菌数・大腸菌群・黄色ブドウ球菌の3項目を認定試験として実施しています。テアニンなどの成分分析は、認定範囲外として実施します。品質保証の考え方はISO 17025 品質保証への取り組みをご覧ください。
まとめ
テアニンは、お茶の旨味と機能性を示すうえで役立つ成分です。特に、含量は栽培や加工で変わるため、HPLCによる定量が品質管理の要になります。つまり、数値で示すことが、等級づけや訴求の説得力につながります。お茶の成分分析でお困りの際は、テアニン分析のお問い合わせ、またはお電話(027-253-1515)よりお気軽にご相談ください。表示の全体像は栄養成分表示の解説もご参照ください。
外部参考資料
・消費者庁「機能性表示食品制度に関する情報」
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