📋 こんなご相談をよくいただきます
- 調理スタッフがノロウイルスと診断された。いつから仕事に戻せるか知りたい。
- 症状が治まったら、すぐ調理に戻ってよいのか知りたい。
- 復帰の前に、検便で確かめたい。
調理に関わる人がノロウイルスにかかると、職場復帰の判断に迷います。
なぜなら、症状が治まっても、すぐに調理へ戻してよいとは限らないからです。
そこで本記事では、国のマニュアルの記載をもとに、判断の手がかりを整理します。
国のマニュアルの記載
まず、厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」を見ます。
症状があるとき(マニュアルより)
調理従事者等は下痢、嘔吐、発熱などの症状があった時、手指等に化膿創があった時は調理作業に従事しないこと。
ノロウイルスと診断されたとき(マニュアルより)
ノロウイルスを原因とする感染性疾患による症状と診断された調理従事者等は、リアルタイムPCR法等の高感度の検便検査においてノロウイルスを保有していないことが確認されるまでの間、食品に直接触れる調理作業を控えるなど適切な処置をとることが望ましいこと。
つまり、症状が治まったかどうかだけでなく、検便の結果も目安にされています。
なお、「望ましい」とされており、最終的な判断は事業者が行います。
復帰までの流れ
このように、症状が出た日から、検便の結果が出るまでを一続きで考えます。
日数を見込んでおく
次に、検便の結果が出るまでの日数を見込んでおくことが大切です。
たとえば、採便して検体を送り、結果が届くまでには数日かかります。
そのため、症状が出た時点で、代わりの人員と検便の段取りを同時に進めます。
| 決めておくこと | 内容 |
| 症状の申し出 | 下痢・嘔吐・発熱を、出勤前に申し出るルールにする |
| 代わりの配置 | 食品に直接触れない作業を、あらかじめ決めておく |
| 検便の手配 | 採便キットを手元に置き、すぐ出せるようにする |
| 判断する人 | 復帰を決める責任者を決めておく |
冬は定期の検便にも組み込む
さらに、マニュアルは、月1回以上の検便を求めています。
あわせて、必要に応じて10月から3月はノロウイルスの検査を含めるとしています。
したがって、冬は定期の検便と、復帰前の検便の両方を計画しておくと安心です。
👥 こんな方からのご相談を承ります
- 給食施設・飲食店・惣菜店の衛生管理ご担当者
- 調理スタッフの体調管理のルールを作りたい方
- 職場復帰の前に、ノロウイルスの検便を受けたい方
🏢 株式会社AHCについて
1977年創業の食品微生物検査ラボです。ノロウイルスの検便は、リアルタイムPCR法で承ります。当社はISO/IEC 17025認定ラボ(PJLA L26-134)です。費用は項目数と検体数により変わるため、個別にお見積りします。関連記事:ノロウイルス食品検査 / 検便 検査 日数 / 手洗いの時間と回数
まとめ
ノロウイルスと診断された調理従事者の扱いは、国のマニュアルに示されています。
そして、高感度の検便で陰性を確かめるまで、調理を控えるのが望ましいとされます。
まずは、症状の申し出と代わりの配置を、ルールとして決めてみてください。
検便の種類や料金は、検便のご案内をご覧ください。
お問い合わせフォーム、またはお電話(027-253-1515)で承ります。
外部参考資料
